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『信用情報機関って何してるところなの?』
『信用情報センターって名前くらいは聞いたことあるけど・・』
この記事はそんな方に向けて書いています。信用情報機関って、名前くらいは聞いたことあっても、詳細は分らない人が多いのではないでしょうか。
信用情報機関はその名前の通り、個人の信用情報を管理している組織で、キャッシングの利用をするときに重要な役割を果たしています。
こちらの記事はどちらかというと業界関係者向きの記事です。これから貸金主任者の資格を取る予定の方や、貸金業の知識を深めたい方に適していると思います。情報機関の一般的な記事はこちらを参考にしてください。
今回は信用情報機関について解説します。
JICC:(株)日本信用情報機構
JICCは消費者金融会社、信販会社、クレジット会社など898社が加入する日本最大級の信用情報機関です。元々は消費者金融会社を中心とした貸金業者が集まって作った、全国信用情報センター連合会が始まりです。
そのあと(株)日本情報センターが設立され、(株)アイネット、(株)テラネットが平成19年12月に合併し、平成21年4月に(株)日本信用情報機構に社名変更して、平成21年8月に(株)シーシービーと合併して今の体制になりました。現在では貸金業法でJICC加盟が義務づけられています。
ところで2010年に施行された改正貸金業規制法が施工されるまでに、当局(昔の大蔵省、今の金融監督庁)や銀行、クレジットカード会社と、消費者金融会社を中心とする貸金業者の間で色々な綱引きがありました。
貸金業者側は信販会社やクレジットカード会社や銀行と同じ信用情報機関を使いたくなかったんです。
理由は貸金業者が持っている信用情報が圧倒的に優れていたからです。業界関係者はわかると思いますがCICとKSCってすごく見にくいんです。CICって過去の不要な情報がいつまでも消去されないので審査する側からすると、わかりにくくてしょうがない・・・
信販会社やクレジットカード会社を中心とした信用情報機関や銀行を中心とした信用情報機関の信用情報はスッカスカでした。なので、信販会社やクレジットカード会社は貸金業者中心の信用情報機関に加入したくて仕方なかったんです。(完全に貸金側の意見ですが)
貸金業者の側からしたらスッカスカの信用情報しか持っていない、信販会社やクレジットカード会社を加入させるメリットはありません。そう言った事情から、色々な綱引きや駆け引きがありましたが、最後は貸金業者側が政治力に屈する形となりました。
平成30年10月現在のJICCの立木社長は、元々はアコム(株)のプロパーで役員だった人です。
CIC:(株)シー・アイ・シー
株式会社シー・アイ・シーは、クレジット会社の共同出資により、昭和59年に設立された、主に割賦販売や消費者ローン等のクレジット事業を営む企業を会員とする信用情報機関です。また、CICは、割賦販売法および貸金業法に基づく指定信用情報機関として指定を受けた唯一の指定信用情報機関です。
元々はクレジットカード会社と信販会社を中心とした信用情報機関ですが、現在の加盟会員は、信販会社・百貨店・専門店会・流通系クレジット会社・銀行系クレジットカード会社・家電メーカー系クレジット会社・自動車メーカー系クレジット会社・リース会社・保険会社・保証会社・銀行・農協・労働金庫・消費者金融会社・携帯電話会社・など、931社が加盟する日本最大級の信用情報機関です。
イメージとしては、プロミスやアコムなどの貸金業者以外が加盟している信用情報センターとイメージするとわかりやすいかもしれません。
自動車ローンや、家具などを分割払いで購入する際に利用されていた信用情報機関でした。
KSC:全国銀行個人信用情報センター
私たちはKSCと呼びますが、全国銀行個人信用情報センターは消費者信用の円滑化等を図るために、一般社団法人全国銀行協会が設置、運営している個人信用情報機関です。
センターの加盟資格は、 銀行または法令によって銀行と同視される金融機関、 政府関係金融機関またはこれに準じるもの、信用保証協会法に基づいて設立された信用保証協会、 個人に関する与信業務を営む法人でクレジットカード会社、保証会社等、となっていて、住宅ローンなどの情報はKSCがメインで持っています。
貸金業者は加盟出来ないって事になりますね。
カードローンで大事なのはJICC
信用情報機関で大事なのはJICCとCICです。KSCは正直おまけ程度に考えておいて大丈夫です。住宅ローンを組むとか、自分で商売をしていて保証協会との付き合いがあるとか、銀行から直接融資を受ける際に必要ですが、小口のカードローンを考えたときにKSCは本当おまけみたいに考えておいて大丈夫です。
理由は個人がカードローンの申込をする時には、KSCはほとんど使用されないからです。
変なことを言えば、KSCに事故情報があってもカードローンが契約できるパターンはよくあります。
会社名 | 最大限度額 | 金利 | 審査時間 | |
---|---|---|---|---|
500万円 | 4.5%~17.8% | 最短3分※ | ||
800万円 | 3.0%~18.0% | 10秒簡易審査 | ||
800万円 | 3.0%~18.0% | 最短20分※ | ||
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 |
キャッシング会社に融資の申込をした後、審査はどのような流れで行われるのでしょうか?
カードローン審査においては、審査落ちになるパターンは大抵ここに当てはまることが多いです。キャッシング会社の社員は極力、契約するように指示されているので、信用情報以外の不安要素がある場合はヒアリングによって解決を図ろうとします。
例えば、今の仕事の勤務期間が1カ月しかない場合、審査上は不安要素になりますが前職を聞いて整合性を計ることもあります。
- 勤務期間が短い場合
- 例えば、看護師などの資格職なら前の仕事からブランクがなければ仕事をする技術や知識はあるので、勤務期間が短い場合も問題ないと考えます。
- 飲食店のアルバイトでも、前職も同様の勤務をしていて、仮に他社の利用が1年くらいあるなら、1社の利用は問題なく履行していると考えられるので、勤務期間が短い理由を確認して問題なければ契約する可能性も高い。
- 自営業や両親の仕事を手伝っている場合
- キャッシング申し込みをしている自営業の人は確定申告書が赤字のケースが多いです。もちろん実際に赤字ということもありますが、税金関係のこともあったり、個人の飲食費が経費に算入されていることもあり、明確な収入証明書を用意することは困難です。
- これ以外にも取引先の確認ができなかったり、会社の存在を確認できない場合や、両親が農業をやっていて、これを手伝っていると申告されるケースもあります。本人が農業をしているのか不明確なこともあり、(自宅に在籍確認しても、「いる」と言われるのは決まっていて、仕事をしているのか、自宅に住んでいるのかを確認をするのが難しい。この場合も信用情報に他社の取引履歴があれば、他社では契約できたんだろうと推測することができる。
このように考えると、信用情報はネガティブなことばかりではなく、カードローン契約をするために役に立っていると考えることもできますよね。
ブラックリストでも借りられる?
どこのキャッシング会社に申し込んでもお断りされる。何度も何度もそんな経験をしたら、自分はブラックリストに載せられていて、ブラックリストを見られて融資をお断りされているのではないか?って気にもなりますよね。
そもそも、ブラックリストという名前のリストは存在しません。信用情報機関に過去の借入や返済の履歴があるため、長期延滞中であったり、過去に弁護士に債務整理を依頼したりした事があると、異動情報が信用情報機関に登録されます。
これがあると、まともなキャッシング会社から借りるのが難しくなってしまいます。延滞情報は91日以上の入金がない場合に登録されますので、例えば、1か月入金が遅れてしまったとしても異動情報は登録されません。
なので、この間A社の支払が遅れてしまったから、ブラックリストに登録されてしまったと言うことはありません。
ある程度、審査状況は緩和されています。ダメなときは諦めることも重要ですが、必要に応じて下記の記事も参考にしてください。
過去に債務整理をした事がある場合は借りられないの?
債務整理の時は、当該事実の発生日から5年を超えない期間の間、異動情報が登録されます。なので、債務整理をしてから5年を経過していれば、事故情報は消えていますので、信用情報上は全く問題はありません。
異動情報が登録されている間は、通常のキャッシング会社からは融資が受けられないと考えてください。
【参考:過払い金請求をした後に再契約でカードローン契約はできるの?】
ただし過払い金請求は信用情報上の事故情報と扱われることがなくなり、過払い請求後なら申し込みは可能です。
ただし、相手の感情もありますので、アイフルに過払い請求してお金が返還された次の日に申し込みをすることはやめましょう。絶対に断られます。他社を利用してください。
会社名 | 最大限度額 | 金利 | 審査時間 | |
---|---|---|---|---|
500万円 | 4.5%~17.8% | 最短3分※ | ||
800万円 | 3.0%~18.0% | 10秒簡易審査 | ||
800万円 | 3.0%~18.0% | 最短20分※ | ||
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 |