【PR】当ページは広告が含まれています。私は未成年のときほど欲しいものが多かった時期はありません。
お金が急に必要になることもありますし『親に内緒でお金を借りられないか?』と真剣に悩みました。使えるお金が少ない分、知恵を絞ったものです。
今回は未成年でもお金を借りることはできるのか?について詳しく解説していきます。
結果から言えば、両親の同意なしに、未成年と金銭消費貸借、カードローンの包括契約を結んでくれる金融業者はありません。
ただし、2022年以降は法律改正が予定されているので将来的には変わってくるでしょう。
【関連記事:18歳以上でカードローンが契約可能になった!審査に通るコツを紹介】
未成年者の契約が煙たがられる理由
始めは少し堅い話から入ります。消費者金融などお金を貸してくれる業者は、貸金業法という法律を守り運営しています。
もう少し詳しい説明をすると貸金業法以外にも遵守する法律もあります。
- 貸金業法
- 民法
- 商法
- 個人情報保護法
- 犯罪収益移転防止法 などなど
今回ネックになるのが民法です。民法では未成年者を保護するために『未成年者が行った契約を法廷代理人(両親など)は取り消すことができる』としています。
民法は明治時代にできた法律ですが、良く出来ています。
つまり、未成年者が50万円を借りて、契約後に両親が『取り消す!』と言った場合、お金を返す必要もなく契約を取り消せるんです。
貸す側(業者側)にはリスクしかありません。そのため未成年との契約を煙たがります。
消費者金融はそもそも未成年とカードローン契約をしません。
こちらの記事ではプロミスの審査内容について、詳しく解説していますが、はじめから契約条件を満18歳以上~74歳まで※1~※3としています。
※1申込時の年齢が18~19歳の場合は、収入証明書のご提出が必要となります。
※2高校生(定時制高校生および高等専門学校生も含む)はお申込みいただけません。
※3収入が年金のみの方はお申込みいただけません。
未成年者でも結婚していれば契約できるという間違った解釈
この記事を書く前に、同じような内容で書かれているサイトの情報をいくつか確認しました。
『未成年者であっても、結婚していれば成人とみなされるので契約できる』と書かれているものが多いですが、これは浅はかな情報だと言わざるを得ません。
先ほども説明しましたが、民法が完成したのは明治時代です。当時の日本は内閣総理大臣すら若く、当時の日本は未成熟でしたし、日本人の平均寿命も50歳前後と短いものでした。
例えば、商売をやっている親が若くして亡くなったりすると、子供が商売を継ぐケースもありました。
中には未成年で商売をやっていた人もいたようで、このような若者を保護するために、『結婚していたり、商売をしている未成年なら、一人前の大人とみなして、独断で契約しても良いじゃないか!』という感覚から生まれたのが『未成年のみなし成人』です。
民法の規定では、みなし成人とされても、キャッシング業界はみなし成人の規定を設けていません。今は明治時代ではないのです。そのため、未成年が消費者金融でお金を借りることは難しい・・・と考えた方良いでしょう。
以前、消費者金融の店頭窓口に勤務していたときの話です。
『結婚しているから契約大丈夫ですか?』と質問されたこともありましたが、私の回答は『契約できません』です。
法廷代理人の同意があれば契約できる
もう少し堅苦しい話が続きますが、民法では『法廷代理人(両親など)が同意した契約は取り消せない』とされています。
例えば未成年者でも、奨学金や自動車ローンなどを本人名義で契約することはありますよね。
この場合、両親が連帯保証人になる、契約の同意するなどの条件でローンを組むことは可能です。
両親が同意をする場合は、①書面で同意する、②電話連絡で同意する。いずれかの方法もしくは両方で確認しているケースが多いです。
両親の同意で契約できる会社も限られています。基本的には、自動車ローンや奨学金などの目的のあるローンが多いです。
クレジットカードなども親の同意があれば契約できるカードがあります。個人的な意見ですが、私は18歳になるまで我慢した方が良いと思います。
両親の同意をねつ造した場合は?
中には、どうしてもお金を借りたい、ローンを組みたい。しかし、両親の同意を得られそうにないということもあるでしょう。こんなとき、同意書を偽造したり、電話連絡を自分で出てしまおうと考える人がいるかもしれません。
意味がありませんので止めてください!
もう少し法律の話をすると、民法では『未成年が虚偽などの方法で契約した場合、法定代理人は取り消すことはできない』としています。
例えば、お金を借りる契約で考えた場合、業者側は未成年の発言や、行動が嘘かどうかまではわかりません。
ズルい未成年者がいて『虚偽の方法で契約をして、契約を取り消すこともできる』これを許しては法の下の平等が担保されません。
この場合、業者側を保護する必要があると考え、例え法定相続人でも取り消せないとしているのです。
ざっくり説明すると、虚偽の方法で契約する未成年者を保護しません。ということです。
学生ローンなら借りることができるか?
都内の高田馬場駅を降りると、学生ローン専門の会社が多いことに驚きます。
早稲田大学をはじめ、学生の街としてにぎわっています。『未成年でも学生ローンなら契約できるんじゃない?』と思う方もいるでしょう。
学生でもアルバイトをしている満18歳以上です。高校卒業からですね。
学生ローンについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、併せて参考にしてみてください。
お金を貸す側はボランティアではなく、ビジネスとして営業しています。未成年と契約して煩雑な事務仕事を増やしたくないですし、ちょこちょこ契約解除や契約取り消しなどの手続きを考えると『はじめから未成年とは契約しないでおこう』と考えるのが真っ当な考え方です。
じゃあ、未成年はどうすれば良いのさ?という話
自動車ローンや、奨学金は両親の同意を得ることは簡単だと思いますし、信販会社の審査を受けることは比較的ハードルの低い話だと思います。
しかし、お金を借りるキャッシング。これは、両親に話をするのは難しいでしょう。
私も未成年だったら、『お金ないから借りてくる。同意書にサインして。』と両親にはとても言えなかったと思います。
成人するまで我慢しかありません。お金を借りるなら両親に相談するとか、不用品を売ってしまう、アルバイトをするなどの方法を考えた方が建設的です。
【参考:賢い人が『お金がない』時にやっている対処法|誰でも簡単にできる家計改革!】
お金がないときにやってはいけないこと!
未成年者の中には、キャッシング機能のついていないクレジットカードを持っている方もいるでしょう。そんなときに誘惑してくるのが『クレジットカードの現金化』です。
あたかも、まともな金融業者という説明をしているサイトもありますが、法律を潜り抜けるブラックな業者です。
ちなみに、クレジットカード現金化業者の本社に行ってみたことがありますが、恐ろしい結果が待っていました。
【参考:【実態なし】クレカ現金化業者の本社に直撃取材!実態はとても怖い会社】
先日、クレジットカード現金化業者のことが気になって、本社まで行ったことがありますが、本社所在地に実態がありませんでした。
クレジットカード現金化業者については、こちらの記事で詳しく解説していますので、併せて参考にしてみてくださいね。
【参考:クレジットカード現金化業者は安全?急にお金が必要になったらどうする?】
本質のわからない業者を利用すると、何をされるかわかったもんじゃありません。
未成年者はまだまだこれからの人生です。成人する前におかしなモノに引っかかったらもったいないです。クレジットカードの現金化は安易にお金を手にできる方法ですが、利用しないようにした方が賢明です。
未成年がお金を借りる簡単な方法
素直に両親に借りれるなら、頭を下げて頼んだ方がスムーズにいくことが多いでしょう。
また、最近の奨学金制度は生活費も借りられます。返済は大学を卒業してからスタートするプランもあります。ただし奨学金を借りすぎてしまうのは注意が必要です。
30歳になるくらいまで返済が続く方もいますし、返済金額も大きいということもあり、社会人になってから返済が大変だと人もいます。
私が店頭窓口で借り換えローンを販売していたとき、『奨学金をまとめたい』という方が多くいました。
奨学金は金利自体は安いものの、返済金額が大きいので、社会人になって生活費を払って、実家にお金を入れて、クレジットカードで支払いをしようものなら、奨学金の返済で苦しい思いをするケースも少なくありません。
結局、お金を借りるということは、将来の自分の収入から利息を払うことを意味するので、半年後や1年後のあなたの収入から借りているということになります。そのため、短期的にお金が必要な場合、不用品を売却するとか、両親から借りる。このような方法で対処できれば一番の得策だと私は思っています。
また、親に言えないような借り入れならわかりますが、どうしてもお金が必要という場合は奨学金を考えてみる、仕事をしている未成年なら上司や親方に相談してみるのが良いでしょう。
大人はあなたが思っている以上に優しい人が多いです。未成年のうちに借金苦にならないよう冷静になって考えてみてくださいね。
18歳から成人になるのが2022年からです。そのときは18歳でもお金を借りることができるでしょう。
【参考:成人年齢引き下げ:2022年から18歳でカードローンの申し込み可能】
会社名 | 最大限度額 | 金利 | 審査時間 | |
---|---|---|---|---|
500万円 | 4.5%~17.8% | 最短3分※ | ||
800万円 | 3.0%~18.0% | 10秒簡易審査 | ||
800万円 | 3.0%~18.0% | 最短20分※ | ||
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 |