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【参考:【初めてカードローン】初心者も安心!契約前に要確認5つの基礎知識】
日本貸金業協会が調査した借入申込の資金使途の半数近くが趣味や娯楽費用という結果が出ています。契約をされた人の回答なので、言いにくい部分は隠している可能性も考えられますが、趣味と娯楽費用でカードローンを利用されているケースが多いことがわかります。
もちろん、お金を借りるなら金利は安い方が良いですが、カードローンの特徴は『利用目的は原則自由』『借り入れまでの時間が早い』金利は18.0%に設定されています。
満20歳を超えていて、本人が仕事をしているなら、カードローンは大半の方が契約できます。
また、すぐにお金が必要な場合、対応してくれるのは消費者金融のカードローンのみです。
今回の記事はカードローンを含め、国が行っている貸付制度など、さまざまな角度からお金を借りる方法を確認していきます。9種類のお金を借りる方法、まとめでは今回紹介しきれなかった、国が用意している融資制度を状況別でまとめて10選とさせていただきました。
長い記事ですが、金融リテラシーを身につけるため、是非知っておいて欲しい内容だけを厳選しました。
会社名 | 最大限度額 | 金利 | 審査時間 | |
---|---|---|---|---|
500万円 | 4.5%~17.8% | 最短3分※ | ||
800万円 | 3.0%~18.0% | 10秒簡易審査 | ||
800万円 | 3.0%~18.0% | 最短20分※ | ||
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 |
お金を借りる方法1|一番簡単で誰にも迷惑をかけないのはカードローン
お金を借りる=消費者金融のカードローンと思いつく方が大半ではないかと思います。
全国の主要駅には大きな看板があり、テレビCMをやっている業者や銀行と提携している業者も多いので安心して利用できる環境が整ってきました。
カードローンは、無担保、保証人なしでお金を借りられますし、家族や会社に内緒で契約できますし、必要書類は運転免許証が1点あれば良いので気軽に借りられます。
10万円借りても月々の金利は1,500円前後。計画的に利用できれば高い金利ではありません。
もちろん、両親や友人が気持ちよくお金を貸してくれるなら、利息もかからないしお得です。ただし、個人間のお金の貸し借りは人間関係は狂ってくることに注意が必要です。
【参考:友人、知人などの個人間でお金の貸し借りはご法度の理由とは?】
今すぐお金を借りるなら即日融資対応のカードローン
カードローン会社・銀行 | 即日融資 | 借入までの時間 |
プロミス | 可能 | 最短3分 |
SMBCモビット | 可能 ※1 | 最短15分 ※1 |
アコム | 可能 | 最短1時間 |
三菱UFJ銀行 | 最短2日後 | 翌日以降 |
みずほ銀行 | 最短2日後 | 翌日以降 |
住信SBIネット銀行 | 最短2日後 | 翌日以降 |
※1 申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
今すぐお金が必要なときは消費者金融のカードローン一択です。銀行カードローンは自主規制や銀行法の影響で即日融資はできません。
特におすすめなのは大手消費者金融です。若干金利の違いや上限限度額の違い、金利の違いはあるものの、平均的な初回限度額は30万円~50万円で金利は18.0%です。(プロミスは17.8%)どこを利用してもさほど違いはないので、下記比較表を参考にしてみてください。
会社名 | 最大限度額 | 金利 | 審査時間 | |
---|---|---|---|---|
500万円 | 4.5%~17.8% | 最短3分※ | ||
800万円 | 3.0%~18.0% | 10秒簡易審査 | ||
800万円 | 3.0%~18.0% | 最短20分※ | ||
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 |
カードローンでお金を借りるメリットとデメリット
- 最短即日融資に対応(最短1時間で借り入れ可能)
- 無利息サービスを実施している業者もある
- 銀行と比較して審査難易度が低い
- 申込条件に制限が少なく、間口が広い
- 業者によって申込年齢78歳まで受付可能!
- 金利は18.0%設定
- 契約後、比較的簡単に増額できてしまう
- 使い方が便利でついつい使ってしまうことも・・・
審査・融資スピードが早い消費者金融は、配偶者の急病やけがによる休職や交通事故などをはじめ、急にお金が必要になった時に大変心強い存在です。最短即日融資が可能なのは、大手消費者金融の大きなメリットです。
また、カードローンであれば、基本的に申込条件に職種や業種、雇用形態の制限がなく、パートやアルバイトの方や、商品によっては本人に収入のない専業主婦でも申込み可能という間口の広さも魅力です。
一方で、銀行などに比べると金利が高い点はデメリットと言えます。とはいえ、利息の問題は「初回申込時の無金利キャンペーンを活用する」「短期返済の計画を立てる」などの方法で、ある程度解決することも可能です。
お金を借りる方法2|街金(中小消費者金融)でお金を借りる
街金とは、貸金業者のうち銀行や大手消費者金融会社含まない、地域に根ざし個人向けの小口融資を行っている、中小規模の消費者金融会社を指します。
街金というと「闇金と同じでは?」といったイメージを持つ方も多いですが、金利は高いものの、法律の範囲内で貸付を行っているという点で大きく違います。
街金の大きな特徴として「信用情報に事故情報がある場合でも、申込できる可能性がある」というものがあります。これは、銀行や大手消費者金融でお金を借りられない方をターゲットとしているためです。
銀行や大手消費者金融のカードローンの審査に落ちた場合などに、街金という選択肢があると覚えておくと良いでしょう。ただし、取り立ては大手より厳しいので、手を出すことはおすすめしません。
- 信用情報に事故情報があっても申込できる可能性がある
- 銀行や大手消費者金融の審査に落ちた直後でも審査に通過するケースがある
- 手形割引業者や不動産担保ローンを扱っている業者もある
- 配偶者貸付を可能にしている業者が多い
- 中小企業向けの商品もある
- イメージは怖そう
- 大手消費者金融と比較して金利が高い
- 融資額が低い
- 取り立てが厳しいことが多い
- 来店必須になることもある
中小消費者金融は、銀行や大手消費者金融でお金を借りることができない人の受け皿とも言えます。審査にも独自基準を設けていることが多く、銀行や大手消費者金融では即審査否決となる「信用情報に事故情報が登録されている方」でも、融資の可能性があるといったメリットがあります。
ただし、借入限度額が低く、金利が大手消費者金融より高いというデメリットも見られます。これは、信用情報に傷がある方の申込も受け付けている関係上、貸し倒れリスクが高くなることが関係しています。
街金は金融庁の登録を受けている正規業者ですが、ヤミ金という非正規業者もあり、素人目には両者の見極めは非常に困難です。金融庁に届け出をしている登録番号を偽造するケースも多いのです。お金を借りるなら大手業者を選択する方が無難です。
下記の記事も参考にしてください。
お金を借りる方法3|銀行でお金を借りる
最も安心感のある金融機関は銀行と答える方が多いでしょう。消費者金融の契約ターゲットの年収層は200万円前後に設定されているのに対して、銀行は500万円前後の方をターゲットにしています。
審査内容は消費者金融より敷居が高いですが、契約できれば金利は安めに設定されることが多いです。
銀行名 | 実質年率 | 借入限度額 |
三菱UFJ銀行 | 1.8%~14.6% | 最大500万円 |
みずほ銀行 | 2.0%~14.0% | 最大800万円 |
住信SBIネット銀行 | 1.59%~14.79% | 最大1,200万円 |
中にはイケイケな審査をする銀行もありますが、銀行カードローンの年収ターゲットは年収500万円前後で、アルバイト勤務というだけで審査落ちするケースも報告されています。
銀行の主力商品と言えば住宅ローンです。銀行カードローンの中では、自行の普通口座を持っている、自行で住宅ローンを組んでいる方に金利を下げるサービスを行うことが多いです。
また、投資商品との組み合わせでカードローン金利が安くなるものもあります。平均年率は12.0%~14.0%が多いです。限度額が増額されると金利も自然に下がっていくケースが多いです。
- 銀行という安心感がある
- 消費者金融と比較して低金利
- 目的別ローンの種類も豊富
- 消費者金融と比較して審査が厳しい
- 即日融資不可!
- 契約まで時間がかかるケースが多い
- 手続きや必要書類の提出が面倒な金融商品がある
- 収入が低いだけで審査落ちになることもある
銀行でお金を借りるメリットは、他の民間金融機関より低金利で融資を受けられる点や、取引する上で安心感がある点にあると言えます。
カードローン以外にも取り扱い商品が多いため、自分の状況に適した商品を選びやすいというのは他にはないメリットです。
デメリットとして挙げられるのは、審査が厳しい、手続きが面倒で時間がかかる、といった点です。低金利、好条件の借入を希望しても、年収による審査ではじき出されることも多いため、銀行で申込をすれば低金利で利用できるとは言えません。
2018年1月以降、国内の銀行カードローンは即日融資を停止しています。「申込当日に急いでお金を借りたい!」といった要望には対応できないので、注意が必要です。
お金を借りる方法4|クレジットカードのキャッシング枠で借りる
実際にクレジットカードを持っていて、キャッシング枠を持っている方なら、お金を借りる方法を調べず現金を引き出していることでしょう。
一応、簡単に説明しておくと、クレジットカードには、一般的に買い物の支払いに使用できる「ショッピング枠」と、お金を借りることができる「キャッシング枠」が設けられています。
この2つの枠の内、キャッシング枠の設定が済んでいれば、クレジットカードでの借入が可能です。
クレジットカードを使った借入方法は簡単で、基本的には提携CD・ATMにクレジットカードを挿入し、暗証番号を入力するだけでOKです。外出先で急に現金が必要になった場合などに、大変便利な借入方法です。
クレジットカードのキャッシング枠でお金を借りるメリットは、わざわざ手続きや審査が必要ないことにあります。また、クレジットカードでコンビニATMなどから借入ができるため、利便性が高いのも魅力です。
クレジットカードの申込・審査・カード発行は一般的に2週間前後かかります。(早ければ1週間前後のケースもある)
即日や数日以内にクレジットカードを希望する場合は、アコムやSMBCモビットがおすすめです。
クレジットカード発行が早い会社 | 入会金・年会費 | クレジットカード枠 |
アコムMasterCard | 無料 | 総枠※ |
※総枠とはカードローンの限度額をクレジット枠と分け合う限度額設定。カードローン限度額50万円で30万円カードローン利用している場合、ショッピングは20万円利用できます。
クレジットカードを希望する場合、審査時にオペレーターにクレジットカードを追加で付けて欲しい旨を説明してください。
お金を借りる方法5|身近な人にお金を借りる
両親など身近な人にお金を借りられるなら金利ゼロで利用できるので一番良い方法かもしれません。親や兄弟、友人、彼氏・彼女であれば、どうしてもお金に困っている時に手を差し伸べてくれるかもしれませんよね。
その思いやりに甘えてしまい「返済が滞る・そもそも返済をしない」といった不義理をしてしまう人もいます。その結果、人間関係に亀裂が生まれたり、絶縁や離別などの最悪の事態を招いたりすることがあります。
親兄弟、知人にお金を借りようとする人は、すでに金融機関から信用されていないケースが多く、身近な人からお金を借りる場合、返済能力が欠けていることが多いのです。
身近な人からお金を借りる場合は、必ず借用金額や利息、返済期日などを明記した借用書を作成し、返済をおろそかにしないよう重々気をつけましょう。お金の貸し借りについて、口約束ほど危険なものはありません。
また、身内からお金を借りる場合は贈与税がかかる可能性にも留意する必要があります。この贈与税対策にも、借用書の作成は有効です。
- 無金利または低金利でお金を借りることができる
- 審査や在籍確認が必要ない
- 信用情報に事故情報があってもお金を貸してもらえる可能性が高い
- 返済方法や返済期限に関して、柔軟な対応をしてもらえる可能性がある
- 滞納によって差し押さえされる可能性が低い
- 信用を大きく損なう可能性がある
- 返済トラブルが起きやすい
- 借入が原因で、人間関係に上下ができたり亀裂が入ったりするケースがある
- 最悪、事件に発展するケースもある
- 上手く返済されないケースが大半
身近な人からお金を借りるのは、最終手段と考えず、はじめに検討したいところです。どこからも借りられなくなって「最終手段」で考えると返済できなくなり、金銭トラブルに発展するケースが多いと心がけたいところです。
お金を借りる方法6|国や市区町村役所からお金を借りる
あまり周知されていませんが、国や市区町村役所からお金を借りる方法として、生活福祉資金貸付制度をはじめとした、次のような個人向け貸付制度があります。
ただし、国や市区町村の貸付制度は低所得層や高齢者、障害者を支えるための
住民税や国保税を延滞や未納付の場合、門前払いになることが多いようです。審査の結果が出るまで1カ月ほど時間がかかります。
- 無利子に近い金利で融資を受けることができる
- 連帯保証人を立てることができれば、無利子で借入ができる(一部)
- 生活困難な状況にある方でも借入ができる
- 手続きのために何度も窓口へ通って手続きをする必要がある
- 融資を受けるまで1カ月以上時間がかかる
- 低所得者向け案件が多い
- 申込条件が厳しい
- 借入金の使途が限定される
国や市区町村役所からお金を借りる最大のメリットは「民間金融機関からの融資と比較して、金利が安い」点にあります。また、民間金融機関からの借入が難しい、生活困窮者の方や失業中の方でも利用可能なのもポイントです。
一方で、手続きが煩雑で、申込みから融資まで時間がかかるというデメリットもあります。「急場をしのぐ」といった使い方は難しいため注意が必要です。
生活福祉資金貸付制度
ここではざっとした説明にとどめますが、生活福祉資金貸付制度は厚生労働省が管理している低所得者層等を対象とした、低金利もしくは無利子の個人向け貸付制度です。
問い合わせ窓口は市区町村社会福祉協議会になります。
■対象者
低所得者世帯 | 必要な資金を他から借り受けることが困難な世帯(市町村民税非課税程度) |
障害者世帯 | 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた者等の属する世帯 |
高齢者世帯 | 65歳以上の高齢者の属する世帯 |
■連帯保証人
原則必要。連帯保証人を立てない場合も貸付可能。(保証人を立てた場合無利息、保証人なしは年1.5%の金利がかかる)
■生活福祉資金貸付の貸付資金の種類
総合支援資金 | 生活再建までの間に必要な生活費(単身月15万円以内、2人以上月20万円以内)住宅入居費(40万円以内)等 |
福祉資金 | 技能習得に必要な経費、住宅の補修費等、福祉用具等の購入経費、介護サービス等経費(資金使途に合わせて上限580万円まで) |
教育支援資金 | 低所得世帯に属する者が高等学校、大学又は口頭専門学校に修学するための必要経費。 |
不動産担保型生活資金 | 低所得の高齢者世帯に対し、一定の居住用不動産を担保として生活資金を貸し付ける資金。 |
【参考:厚生労働省|生活福祉資金貸付条件等一覧】
母子父子寡婦福祉資金貸付金
母子父子寡婦福祉資金貸付金は、20歳未満の児童を扶養している「配偶者のいない女性、男性、寡婦」の方を対象とした貸付制度です。貸付の種類は12種類あり、種類によって貸付利用対象者や利子、限度額が異なります。
■母子父子寡婦福祉資金貸付金を申請できる方。
20歳未満の児童を扶養している配偶者のない女子または男子、寡婦等に貸し付けられます。
利子 | 無利子もしくは年1% |
申請窓口 | 最寄の地方公共団体の福祉担当窓口 |
保証人 | 連帯保証人の有無で金利が変わる |
- 事業開始資金
- 事業継続資金
- 技能習得資金
- 修業資金
- 就職支度資金
- 医療介護資金(医療分)
- 医療介護資金(介護分)
- 生活資金
- 住宅資金
- 転宅資金
- 結婚資金
- 修学資金
- 就学支度資金
【参考:内閣府男女共同参画局|母子父子寡婦福祉資金貸付金制度】
求職者支援資金融資制度
求職者支援資金融資制度は、職業訓練受講給付金をすでにもらっている、もしくはもらう予定にある人を対象とした貸付制度です。職業訓練受給給付金を受給しても生活費が不足する場合に融資を受けられる制度です。
■求職者支援資金融資制度を申請できる人(貸付対象)
- 職業訓練受講給付金の支給決定を受けた方
- 求職者支援資金融資要件確認書の交付を受けた方
■求職者支援資金融資制度の利子、申請窓口
利子 | 年3.0%(信用保証料0.5%を含む) |
申請窓口 | ハローワークで紹介と必要書類の交付 労働金庫で融資申込受付と審査 |
保証人 | 不要 ただし、労働金庫指定の信用保証機関の利用が条件 |
求職者支援資金融資の貸付額は、配偶者の有無によって上限額が異なり、以下の計算式で決定されます。
- 単身者等
- 月額5万円(上限)×受講予定訓練月数(最大12)
- 同居または生計を一にする別居の配偶者、子または父母のいずれかがいる場合
- 月額10万円(上限)×受講予定訓練月数(最大12)
【参考:厚生労働省|都道府県労働局・ハローワーク】
お金を借りる方法7|生命保険の契約者貸付でお金を借りる
積立型の生命保険に加入している方なら、積立金の一部を融資してもらうことが可能です。そもそも、自分で積み立てているお金なので審査はなく、審査に落ちることはありません。
生命保険の契約者貸付は、生命保険を解約することなく、解約返戻金の一部のお金を借りる仕組みです。契約者貸付は契約者本人だけが利用可能な制度で、受取人や被保険者は利用することができません。
貸付限度額は保険会社や保険商品によって異なりますが、解約返戻金の7~8割程度の設定が一般的です。
- 銀行や消費者金融のカードローンと比較して金利が低い
- 保険を解約することなく返戻金の一部を借りられる
- 解約返戻金が担保のため、審査なしでお金を借りられる
- 審査がないため融資スピードが早い(最短即日)
- 利息は複利で計算される
- 積立型の生命保険に加入している必要がある
- 返済をしないと契約が失効する恐れがある
- 満期保険金や給付金が返済に回されることがある
生命保険の契約者貸付のメリットは、審査なしでお金を借りることができる点にあります。融資スピードも早く、大手保険会社のほとんどが最短即日融資に対応しています。
有担保融資であるため、無担保融資のカードローンなどと比較して金利が安いのも見逃せないポイントです。
契約者貸付に特にデメリットと言えるものはありませんが、利用するにあたり気をつけるべき点が2つあります。
1つは、借入期間中に支払い事由が発生した場合、保険金から返済すべき金額が差し引かれるという点です。例えば、契約者貸付で借りたお金を返済中に生命保険が満期を迎えた場合、受け取れる保険金は「満期保険金から借入残高と利息を差し引いた金額」となります。
2つめは、元利金(借りたお金と利子を足したもの)が解約返戻金を超えてしまうと、保険契約が失効、解除される恐れがある点です。
「契約者貸付で借りられるお金は、解約返戻金の7~8割程度だから大丈夫じゃないの?」と思われるかもしれません。
しかし、契約者貸付の多くは複利での貸付のため、返済が長期間滞るなどすると、元利金が解約返戻金の範囲を超えるケースもでてくるため注意が必要です。
お金を借りる方法8|質屋で借りる
質草(ブランド品や時計、宝石など換金性の高いもの)を質屋さんに預けてお金を借りる制度があります。
現在の質屋=ブランドショップ中古品屋になっていることが多いので、昔ながらの質屋さんの対応をしていない店舗も多いですが、質草の担保価格=借りられる金額になるので、審査不要、借りるまでの時間は短いです。
ただし、お金を貸してくれる質屋さんは貸金業務取扱主任者の免許が必要で金利も高く月利9%、年利計算すると108%の利息を入れる必要があります。
返済日までに返済できないと質草は質流れ(売却)されます。
質屋さんでお金を借りると金利も高いので、価値のある不用品は売ってしまった方が良いでしょう。
お金を借りる方法9|勤務先からお金を借りる
会社によっては社内貸付金制度などを準備している会社もあります。また、中小企業などで貸付制度がない場合、給料の前借りが典型的なパターンです。
- 社内貸付制度でお金を借りる
- 共済組合貸付制度でお金を借りる
- 給料の前借り
■社内貸付制度
大手や上場企業なら社内貸付制度が準備されている会社も多いのではないでしょうか。勤務先の福利厚生に、従業員貸付制度があれば、勤務先からお金を借りることができます。
社会貸付制度は、従業員同士の金銭トラブル回避のため設けられた制度で、近年導入する企業が増えてきています。返済は給料天引きになることが多いです。
勤務先によって貸付条件は異なりますが、民間の金融機関の貸付と比較すると低金利に設定されているのが一般的です。
また、借入限度額は勤続年数などによって異なることが多く、勤務年数が短いと制度が利用できないケースもあります。
■共済組合貸付制度
共済組合貸付制度は、公務員が利用可能な貸付制度です。資金使途によって「普通貸付」「住宅貸付」「医療貸付」など細かな項目に分かれています。
公務員の方ならご存じだと思いますが、目的にあった貸付があれば民間の金融機関よりも低金利、または無金利でお金を借りることができます。
■給料の前借り
意外に知られていませんが、一定の条件を満たすことで、会社に対して給料の前借りを請求することができます。その根拠は「労働基準法第25条」にあります。
労働基準法第25条には、次のように記載されています。
労働基準法第25条
使用者は、労働者が出産、疾病、災害その他厚生労働省令で定める非常の場合の費用に充てるために請求する場合においては、支払期日前であっても、既往の労働に対する賃金を支払わなければならない。【労働基準法第25条】
また、労働基準法施行規則の第9条によって「非常時」は、次のように定義されています。
労働基準法第九条 法第二十五条に規定する非常の場合は、次に掲げるものとする。
一 労働者の収入によつて生計を維持する者が出産し、疾病にかかり、又は災害をうけた場合
二 労働者又はその収入によつて生計を維持する者が結婚し、又は死亡した場合
三 労働者又はその収入によつて生計を維持する者がやむを得ない事由により一週間以上にわたつて帰郷する場合【労働基準法第9条】
勤務先で労働基準法を持ち出して「私は前借りできる権利がある!」というと人間関係に亀裂が入る可能性もあるので、お願いする形で申し出てみてはいかがでしょうか。
人の口には戸は立てられません。小さい会社だと「あの人、お金に困ってるらしいよ」という噂はあっという間に広がります。無理のない範囲で利用してみてください。
お金を借りる方法10|最後に
お金を借りるということは、利子をつけて返済することが前提です。定期的な収入がなく借入をすると返済ができなくなることは誰の目にも明らかです。
年収が200万円以上あり、定職についている方はカードローンや銀行カードローン、勤務先の貸付くらいしか選択できませんが、今回紹介したお金を借りる方法は、知っておいて損はないものばかり集めました。
今回は紹介しきれませんでしたが、どこの市区町村にも金融小口資金貸付という制度があります。上限額は10万円ですが、困窮世帯を救済するための貸付制度もあります。
税金が原資になっているので、審査は厳しく必要書類も多く、(通帳や印鑑証明書、収入証明書等)住民税を遅延している場合は審査を受けられない制度ですが知っておくことで必要時に対応できるかもしれません。
お金を借りるシチュエーションは少ない方がいいですが、必要時には低金利で借りられるように理論武装しておくのも金融リテラシーの1つです。
- 無職
-
- 求職者支援資金融資制度
- 生活福祉資金貸付
- 専業主婦
-
- クレジットカードのキャッシング枠内の借入
- 配偶者貸付の利用(配偶者の書面での同意が必要)
- 母子家庭・父子家庭の方
-
- 母子父子寡婦福祉資金貸付金
- 債務整理等の費用がない方
-
- 一般社団法人生活サポート基金(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県のみ)
- 学生
-
- 奨学金制度
- カードローン(20歳以上で安定収入がある場合)
- クレジットカードのキャッシング枠内の借入
会社名 | 最大限度額 | 金利 | 審査時間 | |
---|---|---|---|---|
500万円 | 4.5%~17.8% | 最短3分※ | ||
800万円 | 3.0%~18.0% | 10秒簡易審査 | ||
800万円 | 3.0%~18.0% | 最短20分※ | ||
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 |