【PR】当ページは広告が含まれています。過払い金請求した後に再契約できるのか?私が消費者金融在職中、過払い金請求がピークで毎日のように弁護士事務所から封書(受任通知)が届いていました。

そのときの気持ちは今も覚えていますが『このままじゃ会社潰れるな』でした。

1件当たり100万円以上の過払い金を返還していましたし、私のいる窓口だけで毎日10件~20件近い通知が届いていました。

当時の消費者金融はグレーゾーンと言われる金利帯で契約していましたが、法律を遵守していたとは言え、あの事件は起こるべくして起こった事件だと思っています。

過払い金請求には時効もありますが、最近の傾向としては申し立て件数は減ったものの、1件当たりの過払い金請求金額が大きいという特徴があります。

今までカードローンにお世話になったから過払い金請求はしないよ』という方もいましたが、その方が支払い不能になり債務整理をしたら莫大な過払い金が出た。返済中の方が亡くなって弁護士が債務を調査したら過払い金があったというケースで、本来遺族が負の遺産として相続されていたものが財産として割り当てられるようになったのです。

キャッシングアドバイザー久保キャッシングアドバイザー久保

こちらは、令和になってからの過払い金の特徴ですが、今回のテーマは過払い金請求をした後に再契約は可能なのか?申し込みは可能なのか?という点で話を進めていきます。

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結果から言えば過払い金請求後の契約は可能

過払い金請求後の申し込みは問題ないこの記事を読まれている方は過払い金請求のことを十分に理解していると思いますので、詳しい説明は割愛します。

さっそくですが、金融庁の判断は『過払い金請求は個人信用情報の事故扱いに該当しない』ことを決定しています。

コメントの概要
⑦過払い請求の事実や債務者が過払請求に応じたことなどを独自の信用情報として収集・提供しないこと。

⑧株式会社日本信用情報機構のホームページに、「「与信を補足するための情報※3」項目に契約見直し※債務者から過払金返還の請求があり、会員がそれに応じたもの」とあるが、法定利息内での引きなおしで、最高裁でも判例の出ている行動に対しては、通常の完済と同様の対応をすべきではないか。

⑨現在、信用情報機関の中には、過払い請求について、「契約見直し」などといった情報として収集・提供している実態がある。
このような情報提供を禁止すると明記すべきと考える。「資金需要者等に対しても、客観的かつ合理的に説明できるものでなければならない」という観点からいくと、過払い請求については、客観的にいって返済能力とは無関係であり、いかなる名目をもってしても、情報収集提供すべきものではないと考える。

金融庁の考え方
本事務ガイドラインⅠ-3-2-3(1)において、指定信用情報機関が収集・提供する情報について、「信用情報として取り扱うことについて、資金需要者等に対しても客観的かつ合理的に説明可能なものでなければならない」と規定しております。過払い金返還に係る情報を信用情報として取り扱うことについて、資金需要者等に対しても客観的かつ合理的に説明可能であるか、まずは、指定申請を予定する信用情報機関において、十分検討して頂く必要があると考えます。
なお、現在、過払い金返還に係る情報を登録している信用情報機関では、完済後になされた過払い金の返還については登録していないと承知しています。
【出典:コメントの概要及びそれに対する金融庁の考え方 一部抜粋】 

金融庁が発表した過払い金請求の立ち位置についてコメントしたものです。

要約すると債務整理を弁護士等に依頼して過払い金が発生(元金が消滅)した債権については信用情報の異動(ブラック)をつけてはいけません。ということです。

ただし、債務整理後に元金が残る(支払いが発生する)案件については、今までどおり信用情報の異動情報は付与されます。

過払い金請求した会社ごとに再契約の対応は違います

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審査の詳細については各社機密情報として扱っていますが、概要として大手2社(プロミス、アコム)は過去に過払い金請求を顧客とも再契約をしているケースが多いようです。

理由は『すでに過払い金の清算は終わっているし、今まで問題なく利用していただけたお客さまなので、もう一度利用していただきたい』です。非常に前向きな考え方です。

反対にリスクを取らない業者は『この方は過去に過払い金請求をした方だ。当社は苦しめられた!再契約なんてとんでもない!』と考えます。

どちらの意見も気持ちはわかります。このような判断は経営判断になってくるので、各社の考え方次第だと言えます。

反対に過去に過払い金請求をしたことがある方でも、以前利用していない会社に申し込めば問題なく契約できるケースは多いでしょう。

理由は過払い金請求したこと(情報)は何を見てもわからないからです。詳しく見ていけば個人情報の詳細からチェックすることは可能ですが、そこまで細かく信用情報をチェックする会社もないと思います。

以下は大手カードローン会社の比較表です。参考にしてみてください。

会社名最大限度額金利審査時間
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モビット800万円3.0%~18.0%10秒簡易審査

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過払い金請求が終了するまでの期間は半年前後が多い

過払い金が解決するまでの期間

ここでは、過払い金が解決するまでの期間と、解決後どれくらいの期間経過後ならカードローンの申し込みをしたら良いのか?という話です。

業者側はできるだけ過払い金の支払いを遅らせたいという思惑があります。

過払い金で武富士は破産して、アイフルはADR(裁判外解決)をしているほど資金のかかる事案で、当時の中小企業もバタバタと倒産しました。

業者側としては、本業で収益を出しながら少しずつ返還していきたいという思惑がありますが、過払い金請求には弁護士や司法書士が絡んでいる以上、紳士的な解決も求められています。

銀行と資本提携している業者で全て解決までの半年前後、資金力の乏しい企業でも1年前後で解決するケースが多いようです。

そして、解決後は契約書の返還や、現金の受け渡し、事後手続きなどをして解決になりますが、事件解決後1カ月ほどで再契約はできるのではないかと思っています。

過払い金である程度、まとまったお金が手元に入ってくると思いますし、解決後すぐにカードローンを利用したいという方は少ないと思いますが、目安としては解決後1カ月くらいは期間を空けた方が良いでしょう