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多くのメディアでドコモ口座問題が取り上げられています。ドコモ口座とはpaypayやpaypal、楽天payと同じようなキャッシュレスサービスです。
政府もキャッシュレスサービスを推し進めていたこともあり、携帯電話各社や金融機関、ネットサービスなどが次々と新しいサービスを導入しています。
paypayの100億円キャッシュバックサービスも記憶に新しいですよね。どこの会社もキャンペーンを張って自社サービスを利用してもらおうと必死ですが、今回の事件は肝心の中身がついてきていないことが浮き彫りになりました。
また、金融機関の根本的な問題点や、不祥事を隠す体質までバレてしまった感じです。
- そもそもドコモ口座って何よ?
- ドコモを使っていなくても被害に遭うの?
- 被害の有無を確認する方法
この流れで解説していきます。なお、現時点、2020年9月18日まで報道されている情報を元にしています。
ネット記事などでドコモ口座のことを調べていたら、全然理解できませんでした。私が記事を書いたら一番わかりやすいじゃん。と思っています。お金に絡むことなので、貸金主任者の視点から、この問題を考えていきたいと思います。
そもそもドコモ口座って何?
ドコモ口座とはキャッシュレスサービスのことです。名称に口座がついていますが、とくに意味はなくドコモが運営しているキャッシュレスサービスです。paypayやpaypalと同じサービスです。
他社と少し違うところは、ドコモのdアカウントを事前に作っておいて、dアカウントと連携させて利用します。アプリをダウンロードすればスマホがあれば現金がなくても買い物ができる新時代のサービス。・・・になるはずでした。
キャッシュレスサービスの機能や、銀行と連携させれば預金も引き出しも可能になっています。
不正取引で銀行口座の資金が流出した!
【出典:WBS】
ドコモ口座と銀行、双方のセキュリティーが甘く、全体で1,800万円引き出される事件が起こりました。はじめに報道されたのは9/8頃だったと思います。被害金額は思いのほか少ないなという印象でしたが、犯人もテスト的に現金を引き出しているのかもしれません。(被害金額はジリジリ増えている)
ちなみに、ドコモ口座問題は、携帯電話がNTTドコモ以外、ネットバンクに登録していない人も被害に遭ってしまう可能性があるのです。
ドコモ口座が不正取引される流れ
【出典:WBS】
そもそも、ドコモのdアカウントの開設に本人確認書類の提出は必要ありません。企業側はいち早くキャッシュレスサービスを広めたいので手続きを簡素化させたことと、携帯電話にSMSメッセージをサーバーから送ることで本人確認としたことが原因です。
普通の人は携帯電話は本人確認書類を提出して購入します。ドコモは性善説に基づいて手続きを早めたわけですが、悪いヤツは飛ばしの携帯を当然のように持っています。
他人名義の携帯電話。ホームレスやワーキングプアに名義を売らせ、携帯電話を契約させてくる。1台契約するとホームレスに1万円前後の報酬を暴力団や半グレ組織が支払う。
名義が犯人のものではないから足がつかないという特徴がある。
主に、振り込め詐欺や架空請求などの特殊詐欺。闇金や暴力団が使用している。
料金は初めから支払うつもりはないので1カ月ほど利用すると料金未納で利用停止になる電話。
下記の記事が参考になります。犯罪組織は他人名義の携帯電話を当然のように持っています。彼らからすれば、ドコモ口座の本人確認は鍵のついていない家のドアを開けることと同じです。
つまり、あなた自身がドコモ口座を開設していなくても、犯人があなた名義でドコモ口座を開設するということです。
大手企業から個人情報が流出することが多くなりました・・・。
私も投資用口座、サクソバンクから『ごめん、個人情報流出させちゃった。スマン』みたいなメールが来ました。
パスワードは別管理してるから問題ないと勝手なことを言っていますが、流出した情報に銀行口座が入っていれば、私もドコモ口座の被害に遭う可能性があるということです。別問題ですが、サクソバンクも損害賠償ものです。
ドコモ口座の被害を確認する方法は通帳記帳しかない!
【出典:NEWS WATCH9】
原始的ですが、通帳記帳して被害を確認するしか方法がありません。若しくはネットバンクを利用している人は、取引履歴を確認しても良いでしょう。
①携帯キャリアがドコモでなくても被害に遭う可能性がある。②銀行口座を持っていれば被害に遭う可能性がある。この2つの条件を満たしていれば私たちも被害者になってしまう可能性があるので、日本国民全員が被害者になってしまう可能性があるのです。
たまに、通帳は使用していないという人がいます。通帳の記帳を一定期間放置しておくと詳細の取引明細は記載されず、まとめて記載される仕組みになっています。不安に思う方は取引銀行に問い合わせをしてみましょう。
また、今回資産を流出させてしまった銀行は、セキュリティーが十分でなかった銀行がターゲットになっています。全国に銀行はたくさんありますが、セキュリティーが甘い銀行と、キツくてクラッカーが侵入できない銀行もあったようです。
【出典:NEWS WATCH9】
現時点で不正引き出しが確認されている銀行は上記の12行です。メガバンクもセキュリティーの甘い銀行があったことがショックです。ゆうちょ銀行なんて利用者多そうですよね。すぐに通帳残高を確認して被害を確認しましょう。
政府が激高!銀行の不祥事を隠す体質が明らかに!
ドコモ口座問題が報道されてすぐにドコモは謝罪会見を開きましたが、事実を事前に知っておきながら隠し通してやろうと考えていた銀行がありました。
半沢直樹ではありませんが、銀行の体質はバブルの頃から変わっていないのかもしれません。組織は巨大化すると腐敗すると言われていますが、今回の件もいい例です。
『何をやっているんだ』というより、ため息が出ます。銀行は以前のように利息だけで本業を支えていくことが難しくなりました。銀行は株式会社ですから利益を求めることは当たり前です。
しかし、誤魔化し、不祥事が発覚したら『バレなきゃいいだろう』と考える体質に国民の理解は得られません。
ドコモ口座を稼働させたときも、利益を最優先し、セキュリティーを置き去りにしたことで利用者がクラッカーの餌食になっていることを理解して欲しいものです。
総務大臣怒る
謝罪と公表が遅いゆうちょ銀行ですが、2019年に、かんぽの不正契約で怒られたばかりです。営業の締め付けがきつく、高齢者に契約を一度解約させて新たに契約させる。そうすれば新規契約1件にカウントできたようで、顧客に不利な契約を押し付けて、ごめんなさいしたばかりです。
しかも、今回の不祥事もドコモが発表していますが、事前に事態を把握しながら、ゆうちょ銀行は内緒にしておきました。
できれば内緒にしておきたいという気持ちはわからなくもないですが、全然体質が変わってないし、反省してないなとしか思えません。
カードローンの利用を家族に内緒にするのと訳が違うんだから、正直に公表しなさい!
続きます。
下記のカードから続きの記事が読めます。次の記事は被害に遭わないために気を付けたいことがテーマになっています。
会社名 | 最大限度額 | 金利 | 審査時間 | |
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500万円 | 4.5%~17.8% | 最短3分※ | ||
800万円 | 3.0%~18.0% | 10秒簡易審査 | ||
800万円 | 3.0%~18.0% | 最短20分※ | ||
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 |