【PR】当ページは広告が含まれています。現代人の生活はお金がないと破綻してしまいます。人は追い込まれると冷静な判断ができなくなる生き物で、ダメだとわかっていてもヤミ金からお金を借りてしまうこともあるかもしれません。
『すぐ返すから大丈夫だろう』『来週には返済できるから大丈夫だろう』このような甘い判断が、債務者から容疑者への第一歩になってしまうこともあるのです。
貸金業協会では、このような事実を昔から周知しています。貸金業業界の機関紙、月間消費者信用の情報を元にヤミ金被害者が加担させられた特殊詐欺事件を追っていきます。
特殊詐欺のために銀行口座を開設した夫婦を逮捕
少し古い事件ですが、大分県で特殊詐欺用の銀行口座を売り渡した夫婦が逮捕された事件が起こりました。報道ではこのように報じられました。
大分市に住む警備員の男性(当時62)と妻(当時49)がネット銀行に口座を開設し、キャッシュカードなどを搾取したとして詐欺容疑で逮捕された。
大分県警生活環境課の調べによると、夫婦が複数の金融機関で作った口座は数十件にのぼる。
この夫婦は複数のヤミ金業者に借金がある多重債務者であった。
ヤミ金業者から「返済を免除するから口座を作れ」と迫られたそうだが、最初からこの借り手を陥れることを念頭に置いていたのではないだろうか。
世の中、うまい話が転がっていることはまずありません。借金の免除の代わりに銀行口座だけ作って、「はい終了」ということはなく、この夫婦は罪の意識もないまま振り込め詐欺の片棒を担ぎ逮捕されました。最悪の事態だったと言えます。
本人たちも自分たちの銀行口座が犯罪に使われることをわかっていたはずです。ホームレスなどから戸籍を買い取って架空名義で作られるケースもあるようですが、このように実在する人物の名義が使われることもあります。
このケースでは、闇金業者からお金を借りていた夫婦が、借金棒引きをエサに銀行口座開設を迫られたか、小遣い稼ぎで口座開設をしたかわかりませんが、実在する人間の銀行口座なら警察も簡単に個人を特定できます。
もう少し想像力があったならと思いますが、闇金からの借金は冷静な判断ができないほど追い詰められていたのでしょう。
専門家に相談していれば防げた事案
月間消費者信用はこのように続けています。
ヤミ金融の被害を法律の専門家などに相談していれば犯罪者にされる前に問題は解決できたかもしれない。やはり金融リテラシーの醸成が急務と言えよう。
結局、この大分県の事件では、口座を作った夫婦は逮捕されたものの、実行犯の逮捕には至っていないようです。
専門家に相談していたら防げた事案?どういうことかと言うと・・・
闇金からの借金は違法な金利が設定されているので、契約してお金を受け取った時点で契約自体は無効なのです。
この夫婦が闇金業者から銀行口座開設を迫られた時点で借金返済ができなかったことが想定できますが、犯罪の片棒を担ぐのは困ると警察や弁護士に相談していたなら未来は違ったものになったかもしれないのです。
【出典:闇金ウシジマくん】
この事実は闇金ウシジマくんでも描写されています。最近のマンガは楽しめるだけではなくて勉強になることも多いです。まさにこの通りで、闇金業者は自分たちが違法なことをしていることを承知しています。
そのために顧客を飴と鞭で操作するんですが、厳しい取り立てだけをせず、信頼関係を築くために仕事を紹介したり、返済後に再度貸付を行ったりしています。
『この人なら信用できる、助けてくれる』という印象を与えているのです。人間誰でも一人は嫌ですし、闇金の人間であっても信用できる人なら、何でも相談してしまうということもあるようです。
どんなに良い人でも闇金は闇金です。ビジネスとして成り立ってはいけないものです。
概要だけ聞くと、老夫婦が闇金業者にだまされて銀行口座を作って渡した。きっと銀行口座の開設をするまでに老夫婦と信用関係を築いていたものと考えられます。
想像の域を出ませんが、老夫婦も『この人(闇金)はいい人だから、だまそうとはしていないはず。借りたお金を返せない自分が悪いから銀行口座くらい作ろう』と判断したのかもしれません。
特殊詐欺に使われている口座はこうやって作られる
使えそうな資料としてマンガを保存していましたが、何のマンガか思い出せませんでした。出典が出せませんがご了承ください。
ホームレスも戸籍はありますので売れるものは売ってしまおうと考える人が多いのかもしれません。
いや、冷静に自分がホームレスになったことを想定してみると戸籍が売れるなら売ると思います。例えそれが犯罪に使われると分かっていても背に腹は代えられない。
世の中に貧富の差がある限り、このようなことは続くのでしょう。
闇金の返済ができないと犯罪の片棒を担がされるケースは多い
【出典:闇金ウシジマくん】
闇金は違法ですが、闇金ウシジマくんでは、顧客との信頼関係を作って警察や弁護士に密告させないようにしているというくだりの話です。
信頼関係を築いたとしても返済できなく人はいますし、その場合は振り込め詐欺の出し子(ATMから現金を引き出す役)にすることで借金棒引きにしていると話をしているシーンです。
『いやーよかった、よかった』と言っているのは債務者です。自分の同僚か知り合いを闇金業者に売って自分の借金をどうにかしてもらっているシーンです。
自分が危なくなると平気で友人を裏切ることが描写されていますが、現実でも起こり得ることです。
借金まみれで借りられないのか?過去に断られているだけなのか?
一般的に闇金でお金を借りる人は多重債務者ではないかと思われていますが、そうとは限りません。
仕事をしていない期間どうしても5万円必要だったり、1~2回消費者金融に申し込みをしてみたものの断られてしまい「自分は借りられない」と思い込んでいる人もいたりと事情はさまざまです。
借金まみれ(お金の借り過ぎ)の場合は法律の制限で借りることはできませんが、それ以外の場合は正規業者に申し込みをしてみるとすんなり契約できるということもあるかもしれません。
道を踏み外してしまう前に消費者金融などの正規業者に申し込んでみましょう。
それでダメなら他に方法はありません。闇金で借りたり、クレジットカード換金業者を利用すると最悪の事態を招くことがあるのです。
会社名 | 最大限度額 | 金利 | 審査時間 | |
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500万円 | 4.5%~17.8% | 最短3分※ | ||
800万円 | 3.0%~18.0% | 10秒簡易審査 | ||
800万円 | 3.0%~18.0% | 最短20分※ | ||
※お申込み時間や審査によりご希望に添えない場合がございます。 |